ひな壇形式での集合写真のライティング



 環境の整った場所で、ひな壇を使って集合写真を取る際のライティングを図で示す。

 まず、このライトの前提条件として、並んだ全ての人の顔が前後で重ならない事
これはひな壇によって実現される。
前後で重なっていると、左右のライトの光で、前の人の頭の影が後ろの人の顔に落ちる事がある。 しかし、人がひな壇に並び、ライトの位置が十分に高く取れるようなら、この影の心配は無い。

 ライトを左右に広げて配置する目的は、中心から両脇にかけての配光を均等にする事にある。集合写真の場合、左右の減光は目立つので望ましくない。
 奥行きにかけての減光は、ライトの高さを取る事で軽減できる。現実問題、普通のライトスタンドを使う限りライトは理想の高さまでは上がらないと思う。なので、どうしても奥にかけて多少は暗くなるが、これは左右の減光に比べれば目立ちにくい。

 ちなみにカメラの中心は、中段のセンターの人。
バックにカンバンや垂れ幕が有ったら必ず入れ込む。風景の場合もランドマークは必ず入れる。
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文章はレクチャーより。
*これは雛壇を使った集合写真のライティングであることに注意。
 同じ高さに並んだ集合写真のライティングについては下記リンクを参照。
 集合写真を撮るなら その2 ライティング

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