集合写真を撮るなら その2 ライティング

集合写真でのライティングは、一人の人を撮影する時とは要件が違う。
つまり、上手く写った集合写真と言うのは、上手く写った一人の人の写真とは違う。そこを勘違いしてはいけない。
ライティングに関しては以下の点に注意すると上手く行く。

・ライトの左右の位置
 真正面になる、カメラと被写体の鉛直線に置くのが基本。
 なるべく中央にライトを置く。
 ライトがカメラの位置から左右にずれると、二列目以降の人の顔に前の人の頭の影が落ちた写真になる。
 これは、ライトを2灯使った場合でも同じ。左右のライトがカメラから離れているとやはり後ろの人の顔に影が落ちる。
 なのでライトを複数使用する場合には、それらをなるべく近づける事。
 さらに、2灯立てる場合にはデフューザーも使った方が無難。

・ライトの上下の位置
 なるべく高い位置にライトを置く。
 気持ちとしては、前から照らすのではなく、八百屋が野菜や果物を並べている斜めの台を
  照らすと思うとイメージ出来ると思う。(もちろん実際にそこまで上にライトを立てる事は出来ないが)

・露出
 前の人に露出を合わせる。
 当然後ろの人はわずかに暗くなるが、それは集合写真として問題ない。
 写真屋によっては集合写真撮影時に地面に白い布を敷き、あおりとしていたが、自分としてはそこまでは必要ないと考える。凝った事をしたとしても効果は限定的だし、第一準備にも撤収にも時間がかかる。
 集合写真は手早く行う事が肝心だ。
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上記ライティングは小規模~中規模の集合写真を想定している。
ひな壇を使った大人数の集合写真のライティングに関しては、下記を参照。
http://honomekashi.blogspot.jp/2013/09/blog-post.html

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