野外で物を撮影する際のヒント-レンズの焦点距離の選択について

野外での撮影は、ライトにしてもロケーションにしても、ままならないものだ。
今回は車を例に、野外でのレンズの選択について検討してみる。

●広角レンズの利点
 人物を撮影する場合には、一般に望遠気味の方が背景を整理しやすい。
 しかし、大きめな物を撮影する場合には、被写界深度を取る必要が有るので絞って撮る事になり、そうすると望遠気味のレンズでは背景も目立ってしまう。
 その点、広角レンズなら背景が相対的に小さくなり目立たない。



以下の2枚は車を70mmと35mmの画角で同じくらいのサイズに写した。


70mmレンズで撮影
■70mm 
人物の撮影では形は自然に写ると言われる70mm。
しかし、車の場合は今一つ車の迫力が出ない。
また、背景に目立つものが有ると相対的に目立つのも使いづらい。









35mmレンズで撮影

■35mm 
上とは車の形が少し変わって見える。
さらに、背景の青いビニールも小さく目立たなくなっている。








さらに、広角になるほどに、カメラの高さとアングルの自由度と効果が増す。
以下は28mmで少し下からあおって撮影。
撮影上記2点の写真と、水平線の一がほぼ同じであることに注意。


28mmレンズで撮影

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