個展を開くなら

個展を開くと経歴に書けるというメリットが有る。これはマーケティングの手段になる。

つまり、個展を開ける人はそれ相当の作家として認知される可能性があるからで、しかしそう思ってもらう為には個展の回数も重要。その為にはまめに出展すべき。
年に一度でも毎年出せれば、それなりの人と受け止められるかもしれない。

●テーマについて
 もし個展を開くのが初めてだったら(そして自分で自由に選べるなら)、最初からテーマは決めなくても良いと思う。むしろ、自分の手持ちの中から最良の物を選んで出してみる。
 その上でお客さんや主宰の反応を観察するといい。最初は勉強だ。

●グループ展なら
 グループ展に写真を出す場合には、規模や状況にもよるけれど、自分の出せる写真は数点か、もしかすると1点かもしれない。そういう場合は、特に良いと思うものを出すこと。
 技術的に問題ないというのは大切だけど、技術的に問題が有る写真でも、それを抑えて有り余る説得力が有る物なら出展を検討してみても良いと思う。

●作品の販売
 お客さんには自分の好みを押し付けてはいけない。
例えば続き物の一枚だけ欲しいという人にはそれだけ提供する。
写真家だって、好きな所を切り取り好きな写真だけセレクトしているのだ。なら客にも選ぶ自由が有るべきだ。

●次回の作品の展開
 前回受けの良かったものの延長を8割、そして残りの2割は実験に充てる。これが続けるコツ。

 先回出したものは出さない。少なくとも自分の知り合いでは同じ作品を出さないという人が多い。
 なぜなら、ファンには常に新しいものを提供しなければならないからだ。

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