お客様ご自身に満足されるポーズの取らせ方

 本人から依頼されるポートレイトや結婚式でのポーズ写真等、本人に依頼されてその本人のポーズ写真を撮る際に注意すべきなのは、第一に本人の意向だ。
その意向とは端的に言って、本人がその人の望むように綺麗に撮られる事で、単純過ぎると思われるかもしれないが、これが概ね事実。

 カメラに向かってポーズを作るという、この行為に慣れない人も多い。これは何を意味するかと言うと、自分が見せたい、自分が撮られたい風の写真を、自分自身で意識して作ることが出来ない人がいるという事だ。
そのような人にポーズを撮ってもらうのにはコツがある。

 まず、最初はこちらから、姿勢や顔の向きなどに具体的な事は言わない。指示は立つ場所位でいい。それで様子を観察する。
そして徐々に、何々風に、とか、何々の様に、とあいまいな事を言って見る。例えば、「見上げるように」とか、「友人に会って軽く挨拶するみたいに」とか。
すると自然に、その人の望むポーズの鱗片が見えてくるだろう。そうしたら、その方向でポーズを撮ってもらうようにする。

 兎に角よく見て、喜んでくれているようならそちらの方向で進めて行くし、戸惑っているようなら止めて別の方向を試す。
要するに、出来た写真でもってその人に満足されるという事を本気で考える事が、上手く行く秘訣だと思う。
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