野外で太陽がほぼ真上にある時は、上を見上げても影を観察してもキーライトの位置は求めにくい。
頭を上げても真上を見ていると思う自分の感覚は全く当てにならないし、自然物や自分の体の形は歪んでいるので、それを映し出す影も、真上付近にある光源の位置を求めるのには使いにくい。
それよりも確実で簡単なのは、自分の手でこぶしを作り、目の前で光にかざすことだ。
このこぶしを人の顔に見立てて、角度を上下左右に少し振ってみる。
実際にやってみると分かると思うが、こうするとまず太陽の角度がすぐに分かるし、抑えの強さもすぐに分かる。
自分のこぶしを人の顔に見立てるこの方法は、野外で光源の位置や光の状態チェックするのに何かと便利なのでよく用いていた。
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