レンズ選びに関する一つの意見

 35mmフィルムの1眼レフカメラを買うと50mm固定焦点レンズ、コンパクトカメラなら35mm固定焦点レンズが漏れなく付いて来たのは今は昔、現代ではカメラ購入時にレンズも選択出来る、と言うか悩む時代だ。

 ではどんなレンズが必要かと言えば、端的に述べれば長いのと短いのの二本。明確な目的が有るのでなければ大抵は二本で十分であり、それ以上あれこれ持って行っても気が散るだけかもしれない。

 まず、短い方は、35mmフィルム換算(135フィルム、所謂フルサイズ)で焦点距離35mm~50mm位のレンズ。その位の画角が一端にでも含まれればズームレンズも良いが、標準域では画角は撮影時の立ち位置の調整によって割と融通が利くので、あえて述べればズームでなくても可。
明るい単焦点なら表現の幅が広がって面白いと思う。

 長い方は逆に、70-200mm等所謂中望遠の、特にズームレンズをお勧めする。
ズームをお勧めする理由は、望遠域では画角の調整が自分の位置の調整では容易ではないからだ。

画角については、特にポートレイト用望遠では135mm域が含まれることが条件。135mmと言う焦点距離は人物撮影では色々な意味で大変使い勝手が良い。

 レンズは写真の写りに大変影響してくる。なので、安いのをあれこれ揃えるよりも、本数は少しで良いのでそのかわり最初から(買える範囲で)高い物を買う事をお勧めする。自分の経験から述べれば、安物買いの銭失いと言う言葉はレンズにこそ良く当てはまる。

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