撮影に際しては、レンズ保護の為に保護フィルターを取り付ける事をお勧めする。
保護フィルターは、カメラのアクセサリーの中でも特にお役立ち度が高い。
レンズは汚れる。自分はよく車のラリーの撮影をしていた。ご存知の方もいると思うが、あれは意外と遠くまで泥が飛んでくる。
幼稚園や学校での撮影もしていたが、あそこでは子供たちがふざけてレンズに触ったりしてきた。
あと、一番多いのがうっかり自分の手で触ってしまう事。
そういう時、レンズの前面に保護フィルターを取り付けてあれば、精神的に楽だ。汚れたら拭けばいいし何なら取り替えてもいいと思える。撮影の現場ではこういう、何か一つが楽になるという事が意外と利いてくるものだ。
それに実際問題、レンズ表面と言うのは意外と弱い。クロスで拭くだけでも条件によってはコーティングに傷が付く恐れがある。 レンズ表面はなるべく触りたくないものだ。
●保護フィルターにはどんなものが適切か
保護フィルターは無色のそれ専用の物が売っている。これから新品を買うのなら、そういう物が良い。これは光学ガラスにコーティングが施されていて光の透過率が高く、写真の写りにはほとんど影響を与えない。ただのガラスなのに高価と思うなかれ。ちなみにカメラがフィルムの時代には、レンズ保護の為にはしばしばUV(紫外線)カットフィルターやスカイライトフィルターを付けていたが、これらのフィルターは特定の波長の光を吸収するので、写真の写りを(良くも悪くも)若干変えてしまう。具体的に述べると、僅かに黄色からピンク寄りの色になる。
しかし、この特性を分かった上であえて使ってみるのも手だと思う。ぎらぎらする太陽の元でのUVカットフィルターは、現代のデジタルカメラでも(使うカメラによっては)有効かもしれない。スカイライトフィルターも、その独特の色合いによって人の肌の色を改善する可能性がある。
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