カメラの操作を練習する事の意義は、何も考えなくてもそれを行える様になる事にある。理想は、撮りたいと思ったその瞬間にはすでにシャッターを押している感じだ。
勿論これは、何にも考えずに写真を撮る事が理想、と言うような哲学的な話では無くて、むしろ撮る写真を考える為の頭の余裕を得る為、カメラの操作自体の方は考えなくて済むようにしたい、という話。
露出やピントはカメラがオートでしてくれるので良いとして、その他、画角の選択、構図、ピント位置、被写界深度の選択等は何にも考えずとも思った通りになるように、自動的にピシッと決めたい。
構図は考えないで決めるのかと言われそうだけど、実際撮る時には構図なんて考えていない。考えるのはむしろ撮る前、そのずっと前、練習時だ。
練習の時ににうんと沢山のパーターンの構図を考えておいて、それで繰り返し練習をしておく。
その上で本番では、その練習して身についたパターンをその場のノリで繰り出して行く訳だ。
こうすれば、どう撮るかと言う事は忘れて、何を撮るかを考える事に集中出来る。
練習には動物を相手にする事が有効だと思う。理由はプライバシーの意識が高まる昨今でもまあ問題にならないだろうという事。
また、ある程度相手の動きが予想できるというのも理由だ。そう言う感覚は人間相手にも大変役に立つ。
あと、撮っていて面白いというのも有る。
自分はよく動物園の動物達や、公園で鳩やカラス達を相手に練習をしていた。
肝心な時にサッとフレームに入れて様になる写真を撮るのは、結構難しい。
その頃はピントもマニュアルでこれも練習になった。
0 件のコメント:
コメントを投稿