フレーム等によって人物を切る事について

19世紀も終わりには写真が随分普及してきて、絵画にも影響を与えた。

ドガは、写真のような大胆な構図の絵画も残している。
人物をフレームからはみ出させたり、被写体とカメラの間に偶然写り込んでしまったかのようにポールを描いて絵を分断させたり、まるでスナップ写真のようだ。

The Orchestra at the Opera
https://www.google.com/culturalinstitute/asset-viewer/the-orchestra-at-the-opera/zgGLjRgFDFBXbA?hl=ja&projectId=art-project

Swaying Dancer
https://www.google.com/culturalinstitute/asset-viewer/swaying-dancer-dancer-in-green/PAG7nnYIK8XTTA?hl=ja&projectId=art-project

今でも、隣の人をズバッと半分に切ってしまうとか、背景とは言え人の首から上を切ってしまうというのは、写真の表現としてありえるという事だろうか?
それは分からない。
(切られた本人はあまり嬉しくはないだろうとは言える)

ただ、過去にそう言った表現が、綿密に構成される絵画において試みられた事が有り、しかもその絵は今でも評価されているという事は、頭の隅に置いておいてもいいと思う。

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