待つ事について

 晩秋から12月、そして2月の初め位までの季節は、風景写真を撮るのに大変都合がいい。
低い太陽は、見えるもを立体的に見せてくれる。
あとこれは関東地方の話だけれど、空気が乾燥していて、空は青く遠景までくっきり綺麗に見える。

 本格的に風景写真を撮りたいと思ったら、じっくり腰を据えて、その場で一枚の絵を完成されるつもりで取り組むと良いと思う。

 一枚の写真を撮る事に時間をかけると言うのはどういう事かと言うと、その場に早く到着して、それで待つという事だ。
待っている間に風景は変わる。光が変わるのは勿論の事。近景の構成メンバーも変わるだろう。

そして、そこに立つ自分の気持ちも変わってくる。
(もしそこにいて飽きるなら、その写真を壁にかけた人は見飽きないだろうか?)

 所で風景は、目で見た感じと写真をプリントした感じはまた違うので、同じ場所で時間を少しづつずらして何枚も撮るのは良い研究になると思う。その際、露出も変えてアンダーからオーバーまで何枚か撮っておく。特に朝夕。

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